自家製の梅干しには製造年月日しか書き留められていない。
聞くところによると奈良県には100前の梅干しが存在し、
江戸時代に作られた梅干しはおいしく食べることができたといい、
梅干しが腐るときは何かの前触れとも言われている。
家庭でできる究極の保存食ということだろう。
昔の製法?というか元来、梅干というのは干した後、
梅と白梅酢を分けて保存するため、徐々にしっとり感は無くなり
だんだんミイラのような梅干しになってしまう。
梅干しもおいしいのだが、
個人的には分けられるはずの白梅酢が好きで、
一旦、干した後も梅酢につけた梅漬けの状態で保存することにしている。
梅酢と分離された梅干しは長期保存が可能だが
白梅酢は梅干しほど長期保存にはむかないので
梅漬けにする際は天日干し後、
カメからあげ、ガラスの保存容器に移し替えています。
古いものから食べていますが、しっとりとしていてとてもおいしいです。
その年によって出来栄えは違いますが製造回数を重ねるうちに
同じように作っていても、おいしくできるようになり
最近では食べるのがもったいなく感じられるようになりました。
それでも梅漬けの場合は2~3年ほどで食べ切ったほうがいいと思いますよ。
夏は白梅酢とシーチキンを混ぜて白梅酢パスタ