梅干を3日3晩干す 「梅の土用干し」が始まります。
太陽光による殺菌と梅干しの中の水分を蒸発させて
梅干し内の塩分濃度を高め保存性を高めます。
通気性の良い竹ざるやスダレの上に梅干しを広げて
夏の日光にあて水分を飛ばします。
昼間は梅の皮表面に塩が結晶化してキラキラしてきれい
夜間も夜空の下で夜露にあたりしっとりと
ときどき転がしてあげながら
それが三日三晩たつころに「いい塩梅」となるのです。
ここで問題なのが「いつ梅干しを取り込むのか」です。
干し始めても曇りが続いたり、突然の雨で干せなかったり、
この際「三日三晩干は目安」と心得てください。
ではどうしたらいいかというと
「梅干しをしっかり見る」です。
天日に当てることで日に日に皮が薄くなり
次第につまむのが怖いぐらい梅干しもしっとりプヨプヨに。
歯ごたえしっかりの果肉を味わうなら早めに
ゼリーのようなしっとり果肉を味わうならじっくりと
果肉表面が竹ざるにこびりついてしまい、
取り込みの際にが破けてしまい残念な結果になることも。
そんなことも考えてスダレの上に干し布を1枚敷いておくと便利ですよ。
通気性の良いメッシュタイプなので蒸れもなく
下の部分からも乾燥しやすく取りまとめも楽です。